代々木rumblin’


ここ最近買い物もしなければカフェへ行くこともなく、
コーヒーはもっぱら自宅でのみ、何処にもあそびにいかず、
すっかり自室が最高の娯楽の場と化していたのだけど
(いや実際、楽器や音楽や本やコーヒーがこんなに自分好みのものがそろった場所は他にないだろう)
所用でやむおえず外出。
そのせいで山から下りて来た猿のように無性に楽しめる部分があった。
電車に乗るとポシェットを腰に下げた冴えないおっさんが読んでいるのが
ホリエモンの本だったり
総武線で目つきが完全にイッてる不気味すぎる男が某S駅で降りていったりという
とるに足りない事に過ぎないのだけど。
ちなみに代々木から新宿のタイムズスクエアまで徒歩10分もかからない事をはじめて知る。
新宿では楽器屋と紀伊国屋にしか行かなかった。
それから少しあとになって渋谷のHMVがなくなる事を知る。
色々思い出もある好きなところだったので、残念だ。
でもそんなに驚かなかったのは、数年前にやっぱり渋谷からCISCOが消えたからだと思う。
ダウンロード配信はOTOTOYが試みてる高音質とか、色々可能性を感じて好きなのだけど、
形や場として物理的に空間を占めるレコード屋やCDショップが街からなくなるのは
ある意味やっぱり危機なんじゃないかと思ったりもする。
巨大な空間のすべてを音楽ソフトが占める、という状況ってやっぱりすごい事だと思うんだ。
世界で最も面白い事のひとつだと、そんな風に僕は思うんだ。