しろとピンク

せっかく長々と書いたものをうっかり消してしまった。
土曜日、山桜のピンクと積もった雪の白を見た。
そんな事は生まれてはじめてだった。








千駄木の〈古書ほうろう〉でフィリップKディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』購入。
今までなんとなく読む機会を逸していたのだがとても安かったので。
http://d.hatena.ne.jp/koshohoro/










白山まで歩き、〈JAZZ喫茶 映画館〉で朗読イベント、3sistersをみる。
http://www6.ocn.ne.jp/~eigakan/
http://poetrynews.exblog.jp/
音楽でもないのに約2時間、最後までじっくりリラックス聞けるのはすごい事だと思う。
このハコには古いアナログのオーディオや映画撮影用であろう機材がたくさん飾られていて
そこには時間軸の奥行きが感じられる。
そうした雰囲気に負けない言葉と声があった。

その後横浜にある〈blanClass〉へ。
http://blanclass.com/
岡田貞子さんとおととことばこさんのコラボレーションしたパフォーマンスを見に行く。
演劇でも音楽でもポエトリーでもなく、しかしそれらを昇華した
今までみたことないような、あるいはどこか懐かしいような世界がそこにあった。
おととことばこがもともと備えているであろう音楽性の強度、ポテンシャルの質のよさをあたらめて感じた。
http://www.ustream.tv/recorded/6243535
初対面の人に僕のことを知っていると話しかけられる。
歌っているのをみたことがあって、それをおぼえていてくれた人だった。
なめらかとぬめらかというユニットでノイズをやっているぬめらかさんの姿があったので話しかけてみる。
使っている音楽ソフトが同じだったりしてすこし話し込んだ。
おととことばこさんとも会話。また見に行きたくなる。
今回の両者のコラボレーションは、blanClassがわからの提案から始まったらしい。
毎回必ずインタビューをするところなどからも
blanClassというところは単にライブイベントをするためにやっているわけではなく、
アーティスト同士の出会いや交流、そしてコラボレーションをする、
つまり他者と他者の関係性から生まれるものというのが実は大切な狙いだったりするのかなと思った。

帰りの電車の中で白山でも横浜でも人と自然体で接することができていなかったなぁと思った。