Leaker’s Delight

僕が時事物を書く時は社会的発言が目的でなく単なるネタ稼ぎです。
日付変わった深夜に尖閣諸島で中国漁船が日本の海上保安庁の巡視船に衝突してくる映像がyoutubeに流出したのをツイッターで知り、それを見てみる。
この時は視聴数は300回台で、以外と伸びてないなぁと思っていたが夜もう一度ググってみたら数千を越えていて、昼間のやたら空騒するマスコミの力はこういう事かと思う。
船が船にぶつけられるという事はその衝撃によって、船体にどんな不具合がおきるかわからない状態に追い込まれるという事で、それはつまり下手したら沈んでしまうかもしれないという既に殺しあい的な要素も多分にあるのではないかとボンヤリ考える。
見た人びとがカーッとまた熱くなって、戦争っていうのはそうやってなだれ込むんだろう。
でも元のきっかけは、背景はなんにしろ
漁船の舵を取っていた人間ひとり。
そのひとりの舵を握る手のほんのひとひねりで、と考えると
さわぐのがバカバカしくなってくる。
その動きだけだったら、子供が自転車で転ぶのとさほど変わらないもの。
昼からは国会で、「人権擁護法案」が通されるかもしれなという話もあって、
事実ならこのタイミングでのこの騒ぎは絵に描いたように都合のいいカモフラージュになる。
というのはデマかも知れないし、本当はただの偶然で、
陰謀や不穏な事は全部まやかし、実際は何もないかもしれない。
で、この法案だが通るとネットでの自由な発言ができなくなるかもしれないという。これも実はツイッターからなのだけど、その中で脳科学茂木健一郎さんの映像流出を絶賛するつぶやきは、脳科学として政治的な思惑には全く触れず情報アクセスのシステム利用の人々の進化(?)的な動きに注目しそこを讃えていて興味を引かれた。その着眼点はタイムレスな部分にあてられているのだと思う。下手したら内容がたまたま尖閣諸島問題だっただけで、同じような現象で情報流通の進化があっても彼にとってはやはり良い事だったのではないか。
そうしたわけでメディアとは違った様々な角度の情報を集める事ができるネット(というかある程度確かと思える人選でフォローしたツイッターか)の自由さ/可能性と、
そのネットの発言を封じ込めようとする動きと
まるで正反対のベクトルを持ったエネルギーの流れをはからずも同時にみたような日になった。
それは多分、一瞬の気のせいだろうけど。
ちなみに僕はツイッターのアカウントを2つ持っていて、ひとつは情報収集用です。
あんまり鵜呑みにしないように気をつけようと思う。